内面の女性に向ける視線

2011.05.06

一見男っぽく強い外見から、ふとした時にのぞく内面の女らしさ。その意外性に触れる時、私はいつも「ああ、可愛いな」と思う。それは何か。女を生きている真剣さのようなものだ。自分の中の女の部分と素直に向き合い、それを堂々と表現する。パリもミラノもその方法は違っても、おしゃれの基本になっているのは、自分自身の女の部分を、どう服に反映させていくかということなのだ。着こなしのテクニックや持っているモノではなく、内面の女性に向ける視線を私は彼女たちから学んだ。他人の顔色や世の中を気にしてギクシャクすることなく、素直に自分が女であることを意識できた時、そこから自然に生まれてくるものこそがファッションを洗練させてゆくのではないだろうか。