「デューン」は砂丘という意味ですが、その名前は耳で聞いても、すぐには香水の名前とは思いにくい。でも砂丘に象徴されるように、それはさまざまな表情を持っています。手にとればサラサラと落ち、実体があるようでなく、不確実さこそが人間なんだ、という現実を暗に印象づけています。もうひとつ、ディオールの男性用フレグランス「ファーレンハイト」は、フランスのブランドでありながらドイツ語がつかわれています。”華氏”という意味で、あの「摂氏何度」というときの寒暖計に使用されている記号です。
[関連情報]
シックスセンス(シガ アキオ) CREATOR BLOG(クリエーターブログ) HOUYHNHNM(フイナム)
http://www.houyhnhnm.jp/blog/shiga/
WALK IN THE SUN(佐野晴通) SHOP/BRAND BLOG(ショップ/ブランドブログ) HOUYHNHNM(フイナム)
http://www.houyhnhnm.jp/blog/by/
我が輩はニホン人である。(尾崎雄飛) SHOP/BRAND BLOG(ショップ/ブランドブログ) HOUYHNHNM(フイナム)
http://www.houyhnhnm.jp/blog/ozaki/
不思議な香水のネーミングと思われるでしょうが、それにはわけがあります。寒暖計とは零度と百度の間にある温度を計るものです。その温度を、男性が心のうちに持っている情熱と、クールな知性になぞっているのです。ビジュアル広告では、夕陽の中で、男性が砂丘の上にわたされた橋のようなデッキの先にたたずんでいました。矛盾の中で迷い、先へ進む男性像を的確に表しているのでしょう。