結婚も、冒険旅行のようなもの

2011.07.13

私だって最初から「人生は、そして結婚も、冒険旅行のようなもの」なんて達観していたわけではない。結婚当初は自分のことに精一杯で、余裕も客観性も自信も、なんにも持っていないから、すぐに動揺し、なかなか思うようにいかない状態だった。結婚にこぎつけるまでも、あれこれ問題山積みだったし、結婚はしたものの、仕事の都合で、ウイークデイは夫は東京、私は郷里の群馬で過ごし、週末だけ一緒に暮らすという時代が長い間続いた。それでも今も結婚生活を続けているわけだから、うまくいったじゃないかと言われてしまえばそれまでだけど、変則的であるがゆえの苦労もいろいろあった。ほんのちょっとやり方や方角を間違えれば、別々の道を選んでしまいかねない危険と背中合わせの年月だったとも言える。そして、それはどんなに好条件がそろっているように見える結婚にも起こりうることだろうと思う。しかし、もし「絶対に何も問題が起きないと保証された結婚」というのがあるとしたら、それはたいそう退屈なものだろうと想像することはできる。別々に育ち、異なった環境で暮らしていた二人の人間(それも異なった性)が、一緒に暮らして何も問題が起きないほうがおかしい。結婚は安定ももたらしてくれるが、それにもまして二人で難関をクリアしていくプロセスがおもしろい、と私は思っている。そういう意味で、あなたの人生のパートナーとなるべき人は、冒険旅行をともにするにふさわしい人であってはしいし、お互いに励まし合い触発し合える関係であってほしい。