相続を乗り越えるためには、一にも二にも計画性がものをいいます。すなわち早め早めに動いて周到に準備を進めておくことにほかなりません。とかく直前になってものごとに対処しようとすると、焦りや動揺からつまらないミスをしたり、高いツケを払わされることがあるものです。相続が間近になってから焦り出し、ハウスメーカー等にすすめられるまま、必要以上に多額の借入をしてアパートを建ててしまうというパターンなど、その典型です。
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相続が発生してからでは、できることにも限界があります。十分時間をかけて対策を施していれば省くことができた支出(税金)も、当たり前に支払わなければなりません。相続発生前と発生後では、活用できる対策の範囲・質ともにかなりの開きがあるものです。早めに準備を開始すれば、それだけ対策の選択肢にも幅があり、最大限に無駄を排除することが可能になります。その結果、「適税」(必要最低限の相続税)が実現するのです。納税額を「ゼロ」にしようとすると無理か生じて危険なものです。かといって、払いすぎるのもまちがいです。道理にかなった方法で省けるものは省き、払うべきものは払う。そのような納税のあり方を私どもでは「適税」ととらえています。